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[注意]木村拓哉さんと二宮和也さんが共演する2018年公開予定の映画『検察側の罪人』のネタバレです。
知りたくない方はお戻りください。
※原作の上巻分です
検察側の罪人 上 (文春文庫) [ 雫井 脩介 ]
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最上毅と沖野啓一郎
沖野は法科大学院を経て新司法試験に合格した事実上の第一期生。司法修習生として受講した導入研修でベテラン検事の最上と出会い、影響を受け検事を選ぶ。
地方に勤務し経験を積んだ後任官5年目に最上も所属する東京地検刑事部に配属され、最上と再会。
老夫婦二人の殺害事件が起き、最上の指揮のもと沖野が実務にあたることになる。
老夫婦殺害事件
六郷で起きた老夫婦が包丁で刺殺された事件。
金貸しをしていたことから金銭絡みの事件だと推測され、台帳に名前のある人物を容疑者として取り調べることになった。
しかし、沖野は犯人が借金をチャラにするために自分の借金明細を台帳から抜き取った可能性を示唆。聞き取り調査で名前の出てきた弓岡の名前が台帳にないことから、弓岡を調べるべきと主張するも、新参者であるという自覚から強く出ることができない。
台帳に名前のあった容疑者たちの中にいた松倉重生が過去の女子中学生殺人事件の容疑者であったこと、細かいところでウソをついていたことが判明したことから最重要容疑者となり、ウソを見抜けなかった沖野は自信喪失、尊敬する最上の期待に応えなければと、検察側として厳しく取り調べをすることになった。
23年前の女子中学生殺害事件
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23年前、最上や学友・前川が住んでいた学生寮「北豊寮」の管理人夫婦の娘・久住由季が何者かにより殺された。
松倉重生という、ほぼクロに違いないという容疑者は浮上したものの決定的な証拠に欠け立件できず、事件は未解決のまま迷宮入りとなり時効を迎えていた。
当時、最上は大学を卒業し駒込のアパートへ引っ越して4年、司法浪人中だったため、何もできない無力さに打ちひしがれるしかなかった。
そんな松倉が、六郷で起きた老夫婦殺害事件の容疑者の一人として浮上したことから最上の密かな暴走が始まる。
旧友・丹野の闇献金関与疑惑
勉強仲間だった丹野和樹は弁護士から代議士へ転身し、国交省の副大臣や党政調副会長など要職を任されるようになっていた。
あるとき義父である大物政治家・高島進へマリコン会社から闇献金疑惑が浮上。丹野もマリコンと高島をつなぐ役目を果たした疑惑が掛けられ、東京地検特捜部の捜査対象になり、厳しい取り調べを受けることに。
義父・高島は日本を背負って立つべき人物だという強い信念のもと、高島を守るために自殺してしまう。
それが最上の暴走に拍車をかける。
最上による証拠捏造
松倉は取り調べの中、既に時効を迎えた由季の事件については犯行を認めたが老夫婦についてはなかなか口を割らない。
直接取り調べにあたった森崎警部補、沖野の精神的消耗も激しくなったころ、松倉の勾留期限に。
いよいよ釈放となったとき、凶器の包丁が松倉の筆跡のある競馬新聞に包まれて河原で発見され再度松倉の取り調べを行うことに。
実はこの証拠は最上により捏造されたもの。
弓岡に対する容疑が濃くなり、松倉が釈放される流れを知った最上は、弓岡を殺害。弓岡から入手していた包丁を、事前に松倉の家から持ち帰っていた新聞にくるんで捨てていた。
まとめ その1
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ネタバレその1はここまでです。
人殺しまでしてしまう最上検事を、木村さんは本当に演じるのでしょうか。
これまでの「キムタク」ではあり得ず、なんだったらジャニーズパワーで脚本を変えてそうなところです。
原作を読んでいても、え、これをキムタクがするの?とそればかり気になっていました。
「模倣犯」で殺人犯を演じ評価された中居正広さんのように、ここが木村さんのターニングポイントになるのかもしれません。
模倣犯 [ 中居正広 ]
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